県内すべてが舞台となった2021年のオリジナルイベント!
1日目の午後は高知市の干潟に向かいました!
一見砂が広がるだけの生き物なんていなそうな場所だけど
よーく見ると違うんです!
子どもたちはその秘密を探ってきました!
講師の伊谷教授に案内されて向かったのは河原。
何もいないように見えますが
よく地面を見るとたくさんの穴が開いています。
静かに、しゃべらず待っていると。。。
なんと穴から次々とシオマネキが出てきました!
手で持ち上げるだけでも罰金を取られるという貴重な生き物。
子どもたちも静かにそっと観察します。
泥を食べたり、巣穴を掘ったりして土を拡販してくれる役割を持っています。
「干潟って高知にもあったがや!」
子どもたちからそんな声も聞こえました。
確かに九州の有明海などに比べれば規模はとても小さいですが、高知にもいくつも干潟はあります。
特に県中部には多くみられるとのこと。
そのうちの一つ、仁淀川河口の干潟に「ヤビーポンプ」と呼ばれる
金属製の筒を差し込んで砂を吸い出すと…
アナジャコと呼ばれる干潟の生き物が飛び出してきました!
子どもたちは興奮気味に次々とヤビーポンプを差し込んでアナジャコを捕まえていきます。
そんな子どもたちに伊谷教授が伝えたのは
アナジャコのような生き物が干潟の砂を掘り進み、かき混ぜてくれることで
干潟の水をろ過する機能が保たれていること。
海岸の工事で干潟が減少していてそのろ過機能が落ちてきていること。
美しい海は山・川・海のつながりや、規模は小さくてもしっかりとしたろ過機能を持つ干潟のおかげで
保たれていることを学んだ1日目でした。
イベント名 | 干潟から深海まで「高知の海のイマとミライ」 |