海と日本プロジェクトin高知県実行委員会は、
12月3日(土)・4日(日)に
黒潮冒険団2022「高知の海から生まれる「おいしい!」~高知の海を学び隊!守り隊!~」を開催いたしました。
テーマは、「海を守ることは、自分たちの高知の宝を守る」こと。
1日目で土佐節の存在と魅力を知った児童たち。
2日目は原料であるカツオが抱えている課題を学びます。
まずは高知のカツオのスペシャリストの1人に話を聞きましょう!
「土佐節」の原料であるカツオ。
高知県民はカツオのたたきを始め、
カツオに関わる食文化が多く受け継がれていて、
消費量も断トツの日本一であることは児童たちもイベント前から知っていました。
しかし、そのカツオの漁獲量は年々減少していて、
講師を務めていただいたカツオの専門家・受田浩之さん(高知大学副学長)によると、
信号で言えば黄色から赤色といった段階のようです。
その主な要因は、世界的な和食ブームなどによりカツオの需要が増えたことから、
カツオの主な生息地・南太平洋で小さい魚も一気に取ってしまうまき網による乱獲が増え、
日本の沿岸までやってくるカツオが減っていると言われています。
一方で南太平洋の国々にとってカツオ漁は生命線のため、簡単に獲るなとも言えない、
非常に難しい国際的な問題ということがわかりました。
当たり前のように食べていたカツオが「近い将来食べられなくなるかもしれない」
そうなると、カツオのたたきは?今回学んだ土佐節は?
それに関わっている人たち、高知県の様々な文化は?
いろいろな危機意識が児童たちの中に芽生えていました。
イベント名 | 黒潮冒険団2022「高知の海から生まれる「おいしい!」~高知の海を学び隊!守り隊!~」 |