子どもたちに海に興味を持ってもらおうと、高知県須崎市に伝わる民話を題材にしたアニメが完成し、
先日、地元の子どもたちが参加した上映会が開かれました。
この取り組みは、2018年度から、日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で行われています。
全国各地の民話がアニメ化される中、今回、県内で初めて、須崎市に伝わる民話が選ばれました。
42作品目となったアニメは「八幡宮の神輿」。
「江戸時代、南海地震による津波で静岡に流された神輿が、地元の人たちの思いで無事に戻された」という民話です。
民話には、災害の教訓や海の資源の保護など様々なメッセージが込められています。
(沼田心之介 監督)
「海からの恵みをたくさん受けている。一方で、海の怖さもある。そこを正しく恐れて、津波のことも考えながら海と接していくということを、子どもたちを中心に、未来の子どもたちにもずっと残していってほしい」
(須崎市 楠瀬耕作 市長)
「子どもたちにも須崎の歴史や文化を学んでもらえる。未来にもアニメーションで須崎の民話が残るということは、非常に有意義なこと。海とともに生活しているということをぜひ知っていただきたい」
子どもたちは、アニメを見たあと、実際に民話の舞台となった須崎八幡宮を訪れ、地元に伝わる民話について深く学んでいました。
アニメ「八幡宮の神輿」は、YouTubeで公開中です。
You Tube アニメ うみのむかしばなし「八幡宮の神輿」高知県須崎市