安芸市に伝わる、「ナギの木に助けられた漁師」の民話が
アニメ化されることになり、
アニメを制作するスタッフが現地を訪れました。
日本中に残された、海にまつわる民話をアニメで表現し、
将来に語り継いでいく「海ノ民話のまちプロジェクト」。
これまで、約70本の全国各地に伝わる民話がアニメ化され、
高知では、須崎市と中土佐町の民話もアニメ化されています。
今回は、安芸市に伝わる、「ナギの木に助けられた漁師」の民話が
アニメ化されることになりました。
この民話は、
「ご神木のナギを大切にしていた漁師が、
漁に出ていて嵐になり、船から放り出され溺れかけたときに、
ナギの木の枝が流れてきて助かる」という話で、
とても身近にある海が、時に恐ろしい存在であったことも
伝えてくれています。
【海ノ民話のまち アニメ監督 沼田心之介さん】
「海の怖さを学ぶことができるお話ということで選定しました。
アニメーションで楽しみながら知ってもらって
過去の先人たちが残した教訓を
このなぎの木を見て感じてもらうことにつながれば」
この日は、制作スタッフと実行委員会のメンバーが意見交換をし、
シナリオの内容についての話し合いも行われました。
アニメは、年内に完成。
来年、地元安芸市での上映会も予定されています。