一般社団法人日本昔ばなし協会は、高知県中土佐町に古くから伝わる民話をもとに、
「海に沈んだ鬼」のアニメを制作しました。
これを記念して、町内で作られた「カツオ節のふりかけ」とコラボレーションし、
パッケージに、鬼が運んだといわれる「双名島」の写真と、
アニメに出てくる鬼をコラージュしたデザインを施した商品を開発しました。
この商品は、2024年3月末から、中土佐町の津波避難タワーを見学された方への記念品として配られます。
この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、
海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
中土佐町久礼湾に浮かぶ2つの小さな島「双名島(ふたなじま)」
今回制作されたアニメは、この島ができた由来にまつわる物語です。
島ができた経緯は諸説あると言われていますが、
アニメでは鬼の親子が荒波に立ち向かい、
湾内に島を持ってくることで町民の暮らしを守るというストーリーになっています。
心優しい鬼の親子の物語を通じて、
地元の子どもたちも「故郷の海の大切さ」を実感したようです。
このアニメの制作を記念し、開発されたのが「かつおぶしのふりかけ」です。
久礼の漁しが一本釣りしてきた日戻りカツオ。
その新鮮なカツオを節におろし、ふりかけにしています。
カツオを窯で煮熟し、薪で炊いて、カツオを燻す焙乾を繰り返すなど、
全て手仕事で作ったカツオ節。
その節をさらに、砂糖とみりんと醤油で味をつけてから 焙乾し、
カツオのうまみがしっかりわかるふりかけになっています。
パッケージは中土佐町の双名島の写真と、
まちの人たちを救った心優しい鬼の親子の顔をコラージュしたデザインです。
このふりかけを、中土佐町の津波避難タワーに見学に訪れた人たちに
記念品として配ります。
【問い合わせ】視察についての問い合わせは、なかとさ観光協会 ホームページより
イベント名 | 海ノ民話のまち 高知県中土佐町のアニメ 「海に沈んだ鬼」とのコラボ商品が完成 |
日程 | 2024年3月末から配布予定 |
場所 | 高知県中土佐町津波避難タワー |
主催 | 中土佐町・海ノ民話のまち実行委員会 |