先日、むろと廃校水族館で展示されている「あたらしい海の仲間たち」を見る機会がありました。
「あたらし海の仲間たち?新種?わぁ!」と言いたいところですが、
この企画展の主役はなんと!「海で採集されたごみ」なんです。
海を漂っていたプラゴミや、死んだ海ガメの胃袋から見つかったレジ袋、サメに刺さっていた釣り針など
海の環境を乱すとともに、そこに棲む生き物たちの暮らしを脅かすごみ・ごみ・ごみ…
これはすべて室戸岬沖で採集されたもの。
海洋ごみ問題は、ここ高知でも決して関係のない話ではないことがわかります。
こうしたごみは、海洋汚染の原因である一方
生き物たちの隠れ家や産卵場所にもなっていて、
ある意味あたらしい海の「仲間」と言うこともできるそうです。
生き物たちも、変わりゆく自然環境に順応しようとしているのでしょうか…
いろいろと考えさせられる企画です。
秋ごろまで開催中ということですので、ぜひご覧になってみてください。