高知県香南市「のいち動物公園」に、今月新たな動物が仲間入りしました。
名前は「スナトリネコ」。ネコなのに泳ぐことが得意なネコなんです。
ネコなのに泳ぎが得意！？スナトリネコ＝漁（すなと）り猫
高知県香南市高知県立のいち動物公園で8月1日から一般公開が始まったオスのスナドリネコ・ムーン。
ムーンは、去年2月に三重県の鳥羽水族館で生まれ、
7月18日、繁殖のため県立のいち動物公園にやってきました。
スナドリネコは、足に水かきがあることが特徴で、泳ぐことが得意。
前足を使って魚を捕まえることから、漢字では「漁」という字を使って
「漁り猫（すなどりねこ）」と書きます。
スナドリネコの飼育は国内でこれで4園目で、中四国・九州では初めての飼育となります。
この日、泳ぐ姿を見せてはくれませんでしたが、
運が良ければ楽しく泳いでいるところを見られるかもしれません。
国内ではまだ10頭しかいないというスナドリネコ。
現在、ムーンは1頭だけで生活していますが、園では今後、
子孫を増やすためにメス1頭も迎えいれて、飼育していきたいということです。
スナトリネコは絶滅危惧種に指定されています。
森林破壊や密猟者の乱獲、気候変動などの環境問題が原因と言われています。
環境問題への対策なら、私たちにもできることです。
美味しい魚をスナトリネコが食べている姿、ずっと見たいですね。
